観る薬 |
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良く出来た映画の鑑賞が、ストレスの解消に役立つことは疑いの余地の無いところですが、ここでは、特に心が疲れたときに、観ることによって疲れを癒してくれるような、映画を紹介してみたいと思います。ただし、セレクトに関しては、私の独断と偏見に基づくものなので、まあ、こんな映画もありかな、ぐらいに考えていてください。
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ル・バル |
エットーレ・スコラ監督による、台詞のまったくない映画です。第二次大戦戦前から80年までにわたる歴史をパリのダンス・ホールの中だけを舞台にして描いた作品です。ダンスと音楽がテンポ良く続くので、台詞の無い事が気になりません。また、台詞が無いので、現在、フランスで発売になってるDVDをそのまま楽しむことが可能です。体の力を心地よくほぐしてくれる、ほのぼのとした作品です。 |
ストリート・オブ・ファイヤ
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漫画的な展開の速さ、力づけてくれる音楽の組み合わせ。簡単なストリーで何回もぼーっと見てても許される。眺めのプロモーションビデオ的な感覚で見ることとが出来ます。明日も仕事か、なんかだるいな〜と、考えているようなときにお勧め。 |
モンティ・パイソン・アンド・ナウ
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とにかく思い切り笑いたいときには、これが一番。モンティの長編も良いのですが、そこまでの元気の無いときには、ショート・コントのほうがお勧め。何度繰り返して観ても笑える数少ない映画の一本です。どこから見始めても、どこで終わっても気にならないのがDVDの操作性とぴったりではないでしょうか。 |
ブラザー・サン・シスター・ムーン
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キリスト教が好きでなくとも、考えが甘すぎるとの批判があろうとも、自然の中で歌われる歌に心が浄化されるのを、誰もが感じることが出来るはずです。刺々しい現実を忘れたい時にお勧め。 |
恋はデジャヴ |
繰り返し同じ映像を見せる事が可能な映画ならではの、大法螺吹きをうまく使ったことに思わず納得するに違いありません。挫折感を味わって、それから早く立ち直りたいときにいかがでしょう。落ちを知ってても、繰り返し楽しめるのが、良く出来た映画だと思うのですが、まさにこれはその1本です。 |
カンフー・ハッスル
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ものすごく強い主人公にめぐり合いたいとき、いきなり圧倒的な強さを発揮し始める、周星馳の描く主人公はお薦め。はじめから強い主人公ではないので、弱点を攻められて、ピンチに落ちるシーンを描かないで済むあたり、一気に坂を駆け下りる爽快感が楽しめます。 |
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