全作品制覇 この監督なら、全作品をぜひ見たいと、考える監督が何人もいると思いますが、残念なことに、すべての作品を見ること、それは意外に容易ではありません。その中に戦前の作品を含む場合、フイルム自体が破損、紛失していることも考えられます。 また、初期に作られた実験的作品がある場合、それらは商業的に考えて、上映、ＴＶ放映、ＤＶＤ等の発売、が行われないことも十分にあります。 ここでは、全作品を見るに値する監督の全作品を見ることが出来るかどうかの情報と、全作品を見るためにはどうしたらよいのかの、情報を取り上げて行きたいと思います。 アルフレッド・ヒッチコック (長編５３本、短編２本、共同監督作１本） ５２本が国内でＤＶＤ化，共同監督作「エルストリー・コーリング」はビデオで発売されたことがあります。ただし、同一タイトルが数社から発売されているケースでは、画質に差があります。そして、アメリカで発売のＤＶＤには日本語字幕が選べるものもあります。「救命艇」の場合前後がわずかに切ってあるため、ＬＤの方が良いです。[山鷲」はフイルムが現存しないと言われていますので、発見・復元されない限りＴＶ放送とかも考えられないようです。「快楽の園」はＮＨＫの衛星放送で放送されましたが、冒頭のタイトル部分が切れています。[快楽の園」「ウィーンからのワルツ」は共にパブリック・ドメインと言うこともあり、ＴＶの収録されたものがネット上で入手可能です。[快楽の園」はドイツでの放送、字幕は英語のままです。[ウィーンからのワルツ」はフランスでの放送、フランス語発声です。「ゆすり」が初トーキー作品なのですが、途中までサイレント作品として製作されていたこともあり、完全サイレントで作られたものが、ＴＶ放映されたことがあるようです。また、ドイツで発売のＤＶＤにはサイレント版も収録されているとの情報があり、現在これについては調査中です。 スタンリー・キューブリック（長編１３本） １２作品が国内メジャーメーカーからＤＶＤ発売されていますが、処女作品を監督が自分のフィルモ・グラフィがらはずしたことにより、処女作[不安と欲望」が幻の作品になっています。正式発売は当面望めませんが、パブリック・ドメインであるため、画像の良くない状態のものならば、アメリカで発売されているＤＶＤで見ることが可能です。これがはじめてのソフト化であり、何十年かは幻の作品とされていました。 ルキノ・ビスコンティ（長編１４本、オムニバス３本） 準備中 フランソワ・トリュフォー 準備中 セルゲイ・エイゼンシュティン 準備中 アンドレイ・タルコフスキー 準備中 ケン・ラッセル 準備中 オーソン・ウェルズ 準備中 ジャン・コクトー 準備中 エリッヒ・フォン・シュトロハイム 準備中 イングマル・ベルイマン 準備中     Copyright (C) Eizo Mamiya. All rights reserved.