間宮英三の映像日記



2005/03/17 (Thu) 13

.□ クラム □.

 ロバート・クラムを知っている人も、知らないとも、この映画は見るものをひきつけるすごさがある。事実は小説より奇なり、ということか。
 天才と狂人は紙一重という言葉が良くわかる。ここまで突っ込んだインタビューが出来たというのが、すごい。ドキュメンタリーは地味なので、あまり陽が当たらなかったが、「ボーリング・フォー・コロンバイン」以降、いろいろDVDで見れるようになって良い。
 最近、映画界もネタ切れの感があるので、ドキュメンタリーの良さに気がついたのかもしれない。



2005/03/09 (Wed) 12

.□ DVDを観る事 □.

 映画は映画館で見るのは当たり前ですが、見そびれたり、何度も見返し足りした時に、ビデオの存在は大変ありがたいものです。それがDVDになって、解像度の向上、スクリーンサイズがオリジナルに近づいたことで、見たときの感動が、ビデオとDVDでは明らかな違いがあるように感じます。
 ビデオで、見たことがあるものをもう一度DVDで見直してみたいと、最近強く感じる次第です。



2005/03/07 (Mon) 11

.□ ヒッチコック作品 □.

 映画監督のファンならば、その全作品を何とかして見たいと、思うのが当たり前ですが、ヒッチコックの場合、そのファンが多く、彼らが強く、53本の長編、2本の短編を見たいと考えています。DVDの発売情報は世界規模でまとめられており、ファンの情報交換も活発です。フランス、ドイツ、日本でのエア・チェックが世界を駆け巡っています。
 そんななわけで、フイルムが現存しないといわれている1本を除く、全作品をやっと見ることが出来ました。出来不出来に差があるのは仕方がありませんが、どの作品にも新しい発見が感じられるのが、ファンの多さを納得させうる根拠になっています。



2005/03/02 (Wed) 10

.□ レニ・リーフェンシュタール □.

 「意思の勝利」のDVDが手に入ったので、久しぶりに見ました。以前のビデオよりも修復されており、鮮明な画質で見ることが出来ます。2時間近く党大会の模様を取っているだけにもかかわらず、見るものを飽きさせないのは、この作品がその中身にかかわらず、映画としてすばらしい出来であることを証明しています。2002年に100歳のレニ完成させた、「アンダーウオーター」もまったく同様の人をひきつけるものがあります。



2005/02/23 (Wed) 9

.□ ピーター・グリーナウェイBox1 □.

 Vol.1とあるから2は出るだろうと、当然思っていましたが、1に入っている初期作品No1の続きが、Vol.2には入っていません。ということは3が出るのは間違いの無いところ。「建築家の腹」が3に入るのでしょう。
 ピーター・ウィア初期作品集を見終わりました。やっぱりこの監督らしさが、ひしひしと感じられます。主人公が行動するペースが非常にゆっくりなので、見ていてやきもきする度合いが大きいです。「パリを食べた車」は妙な話なので、前見たときにも感じたのですが、中身とタイトル、ジャケットのイメージが合わなさすぎ。ホラーぽくしないと売れないと思ったのでしょうか?



2005/02/21 (Mon) 8

.□ 24 □.

 全部見るのに24時間かかる、アメリカの連続ドラマです。ついに第2シーズンまで見ました。続きが気になるように、うまく作るもんだと関心をさせられました。今、アメリカのTVは思い切り力を注いだ作品か、過去の良かった番組の再放送がほとです。ペイTVといかに共存していくか、厳しい戦いを続けていっているので、うまく出来たものは水準が高いですね。でも、続けて見るのは正直シンドイですね。



2005/02/17 (Thu) 7

.□ ロマン・ポランスキーの吸血鬼 □.

 以前にオープニングがアニメで無いバージョンを見た、記憶がありますが、このDVDはアニメで始まります。MGMのマークがパロディはしてあるものは少なく、これ以外にはトムト&ジュリーぐらいしか思い当たりません。
 「キング・オブ・アド」という、映画監督が作ったTV用CMを集めたものを見ました。その中に、ポランスキーの作品もあり、それはタバコのCMです。彼はその中で吸血鬼のパロディをやってました。



2005/02/13 (Sun) 6

.□ カンフーハッスル □.

 警察署の中で、暴れても誰もとめることの出来ないギャングのボス、それを意図も簡単に殺してしまう、新しく台頭したギャング団、彼らを簡単に蹴散らす、3人の武術の達人、その三人がまったく歯が立たない2人の殺し屋、その殺し屋をあっさりと退治する、大家夫妻、その二人が同時に戦っても歯が立たない、邪神と呼ばれる狂人、それを凌駕する生まれ変わった主人公。
 はほぼ互角の主人公と悪人の戦いが続くいて、やっとのことで倒すことが出来るというものが今まで良くあったパターンでした。それに対して、実力の差があり、あっさりと勝負が決まってしまう、カタストロフがこの映画の醍醐味だと思われます。



2005/02/10 (Thu) 5

.□ 周星馳の初期作品 □.

 監督のクレジットがある初めの作品である「北京から愛をこめて」クレジットにはないけど、共同監督をしたという「詩人の冒険」「広州殺人事件」の三本を見ました。映画を含めてこれで7本の作品を見たことになりますが、すべての作品は駄目な主人公が一念発起して最後は勝利を掴むというものです。どこまでこのテーマでやってくれるのか、楽しみです。



2005/02/07 (Mon) 4

.□ たまには輸入版 □.

 「意思の勝利」「愛の唄」「ファースト・ヌーディ・ミュージカル」「愛のコリーダ」「カフェ・フレッシュ」「カリギュラ」「デープ・スロート」もみんな輸入DVDならば完全版を見ることができます。できることならば、完全な状態で、字幕が入ったものを、日本版で見られるといいんだけど。いつのことのなるやら、簡単に物が買える時代になっただけでも、感謝しなきゃ。
アメリカに行くたびにビデオ屋を梯子したことが懐かしいです。


 

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